何が起こってるの?



だって目の前に山下くんがいて私の…



「あ、わりぃ」



山下くんが手を離した。



途端に手の平から温もりが消える。



「どうしたの?」



「え?いや、日も落ちて…」



私は空を見たが、まだ日が落ちそうな
雰囲気はまったく見かけられない。



「…落ちてきたら暗くて危ないからだから…」



#