今日は1言も話せなかったな…



私は図書室の扉の鍵を閉め、下駄箱に向かった。



靴を履き、外に出ようとした。



「おい」



聞きなれた声。



でも私じゃないだろう。



ガシッ



え?



「待ってってば」



そこには私の手の平を持っている



山下くんがいました。



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