…だけど俺もお前も、間違ってたのかな。だって今、学校じゃあ、皆お前を待ってるんだから。

だから、一緒に生きよう。
隣にお前さえ居ればそれでいいんだ。

一緒に死のうとしたのにさ、俺はお前に守られてたんだから。

どうして、無責任でいられる。
お前も俺も、どうしようもなく世界に絶望してただろう。
孤独やイレギュラーを自覚したり、途方も無い絶望に暮れたり、他人を信じられなくなったり。

支えられて守られてたのは俺の方だ。
だから。
だから、今度は。
その手を取って、歩きたいんだよ。歳を取って、歩けなくなっても。
それくらい、許してくれよ。
帰って来いよ。
目を開けろよ。
生きてるんだったらさ、その声で俺を呼べよ。その目で俺を見ろよ。笑えよ。泣けよ。

一緒に死ぬんだろ。

俺まだ死んでないんだからさ。



太陽はじりじりと照り付ける。
あの日と同じ、青い空。
雲一つ無い、一面の青―…。