「わかんない」

真剣な顔で答えた華恋は
その後すぐにニッコリ笑って言った。



「けど…
あたし達ならきっと大丈夫☆


お父さんとお母さんのためにも

姫花、頑張ってみようよ!!」



――あたしたちにしかできないこと――


まだ会ったことない
家族のために。



なにもしらないイーストという国のために。


でも

なによりあたし達を必要としてくれる人達。


期待にこたえられなくたって

出来る限りやってみたい。



「ねっ?」


そう笑う華恋をみて

姫花も笑顔になった。



「うんッ」



不思議…


華恋が大丈夫っていうと
いつもどんなことでも
乗り越えられる気がするんだよ。