歳をとって少ししゃがれた

深みのある声、

男の人の声だった。


--姫花、華恋、よく聞くんだ--


「だれ?」


2人はその姿をとらえようと
キョロキョロと見渡す。

しかし
なにも見えない。



--はっはっはっ…残念だがら私の姿は見えないだろう--


楽しそうに笑う声は

なんだか
直接心に響いているようで
優しくて暖かい。


なんとなく懐かしい気持ちがした。




--いいか、お前たちはこれから

沢山の困難に立ち向かうだろう…

だがこれは
お前たちにしか出来ないことだ


イースト国の為に

全ての生命のの平和のために

戦ってくれるか?---