「で?いつお母さん達に会えるの?」 姫花も鼻をかみ ひととおりふざけあった2人が仁を振り返った。 「うっ…うぅっ お二人ともなんていう健気さ…」 「…」 そこには 腕に顔を押し付け男泣きに暮れる仁がいた。 男前でみんなの憧れの先生だったはずの仁のこの姿に 2人は今までの話よりショックをうけた。 というより 華恋にあたってはドン引きだった。