「ふぇ…?

あ、あたし達捨てられたんじゃないの?」





意外な仁の言葉に

華恋の声が裏返った。





「姫花様と華恋様はそのように誤解なさったかもですが、

あたながたの両親はけっっして好き好んでしたことではないんです!」





すこし怒ったように言い切った仁に

姫花と華恋は顔を見合わせた。





「じゃあ
なんであたし達は…」