「へぇ!!

じゃあなんかすごいことできるの?」





ますます嬉しそうに言う姫花。





「まぁ…今は少しなら」



というと

仁は手のひらを上に向けて

ぐっと力を入れた。




ポゥ



「わぁっ!?」

手のひらに

明るいこの部屋でも

眩く光る球体が現れた。