「あの…実はですね…」



仁は観念したように

肩を落とし、話し始めた。



「私が地球に来たのは

2年前の姫花様と華恋様の15歳の誕生日です。」



「あたし達がまだ中学生で施設にいるとき?」




姫花は去年の誕生日を思い出す。


パーティーを開いて

みんなに祝ってもらったっけな。