「地球の汚れている空気は姫様方の身体には悪いんです。 少しでも空気の綺麗な地方を選んだのですが ここに対応してないその身体に戻ったからには少しでも早く向かわなくては… えっと…ちょっとおまちください… たしかここに…」 仁はぶつぶつと話ながら 押入の中を探ってる。 「華恋、大丈夫?」 息苦しそうに顔を歪める華恋をみて 姫花が心配そうに声をかけた。 「うん… 大丈夫なんだけど なんかうまく呼吸ができなくて…」