「なんかさ、

ちょっと息苦しくない?」




「そう?」



顔をしかめて言う華恋に

仁が慌てて立ち上がった。



その目には焦りの色が浮かんでいる。



「忘れてました!!

お二人の体は
ここの空気に対応してないので

急いで向かいましょう!」




「対応?」



はてなマークを浮かべる姫花に

仁は簡単に説明した。