「ん?」

ふと首もとをみた姫花が見覚えのないシルバーの
ネックレスに気がついた。


三日月と矢印が合わさった形。


「なにこれ?


…天秤座?」



「いいえ、弓矢です。」




華恋も気がつき指でつまむ。


「あたしのは?」

華恋のは六角形ぽい形の中に

十字架がかかれている。



「…王冠?」


「盾です」


また仁が丁寧に訂正した。