『退学…』
はっ?
私たちの後ろから声がしてくるっとまわった。
『こんな乱暴に女の子扱っちゃだめじゃん。
オレはお前たちを退学にだってなんだってできるんだよわかってるよね』
そう言ってにこっと笑った男の人をみてチャラ男2人はごめんなさい〜って言いながら走って逃げて行った。
ん?この人は私をたすけてくれたってことか、
「あっと、ありがとうございました!!」
『いや、別に!大丈夫だった?』
そういって心配そうな顔をした彼をみて多分私は今顔を真っ赤にしただろう。
だってその人は
この世にこんな美形
いるかってくらいかっこいいんだもんー、
アイドル顔負けとはこのことだったのか。
1人で納得してると…
突然どこからか
声が聞こえた。
『助けたんだからさあ。お礼もらわなきゃ…』
えー、誰だろう?
でも今ここにいるのって私と優しいイケメン君だけ。
イケメン君…
はっ
もしかして!!
あたしはバッと彼のほうをみた。
すると───────