「おっ!! 麻琴ちゃん!」



マスターは

ニコッと笑顔で迎えてくれた



「その連れは?」


あたしはマスターの前のカウンターに座り

美紀ちゃんをその隣に座らせた




「この子は美紀ちゃん あたしの後輩」


美紀ちゃんのことを紹介すると



「へー 麻琴ちゃんの会社は美人ばっかなんだねぇ」



「マスター冗談きついよ 美紀ちゃん今日二十歳の誕生日だからあんまり強くないやつにしてあげて」



美紀ちゃんは緊張しているのか黙ったままだった




マスターがカウンターを離れると


やっと美紀ちゃんが口を開いた



「先輩ここの常連なんですか?」


「常連てわけじゃないけどね…バーはここ以外行かないかなぁ」


「へー ここ凄く雰囲気いいですね マスターも柔らかそうな人ですね」


「そうそう…」





あたしと美紀ちゃんは

カクテルを用意してもらうと乾杯して

さらに語った…