毎年春になると桜が満開に咲いている公園で、私と君は出会った。
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入学式も終わって、今年から高校1年生♪
これからどんな高校生活が待ってるのかなぁ~♪
そんな事を考えながら、私は公園で桜を見ていた。
「キレイだな―――――――。」
ササ――――――――――――――
「んっ?」
ふと気になった方に目をやると、私と同い年くらいの女の子が遠くの方を眺めていた。
桜の花びらが舞い散ると共に、黒髪で肘くらいありそうな長いサラサラの髪が風になびく。
私の視線に気付いたのか、長い髪の女の子はこっちを向いた。
やっ、やばっ!
見てるのバレたぁ!?
すると、満面の笑みで私の方に小走りで来た。
「ねぇ?」
「はっ、はぃぃ!?」
「同じ高校だよね?」
「えっ?」
「ほら、制服同じ♪」
「あ…ほんとだ……」
よく見ると、髪の長い女の子は同じ高校の1年生みたいだ。
「あたし、長上真明李(ナガカミマアリ)!あなたは?」
長上…ながかみ…長髪…
おもしろ……(←おいおい……)
「えっと、野々田桜(ノノダサクラ)!桜って呼んでね♪」
「あたしの事は、真明李って呼んでね♪」