先輩達はネットの片付けに入っている。
…ここで、あたしは先輩達に声をかけるという作戦。




「先輩!」
「何?瑠璃ちゃん」
「先輩達疲れてるみたいだし、あたし達がやっておきますよ!」
「あっ、いいの?マジ?サンキューッ」
「はい、お疲れ様でした!」



あたしは笑顔で対応する。
まぁ…こんなのちょろいでしょ。





先輩達は早々に校門も外へ出て行った。







カシャンッ…




早速美亜はめんどくさそうにネットを投げ捨てた。





「やっぱ面倒くさくなっちゃったよー」
「だよねーっ」




あたし達はそう言った。
けど美咲ちゃんは黙々と片付けている。



…ふーん。
偉いんだね。






「マジめんどなぁい?誰かやってくれないかなー??」




わざとらしく、サヤは言った。