「はっ。なんだよ」





チャンスは一度だけ。






「あたしはパス!絶対やだ。いじめネタないし、今日は帰る!」
「じゃああたしも!未来帰ろう!」
「あたしもー★」
「じゃああたしも帰る!優梨ちゃん達は?」
「うち等は…コイツの言い訳聞いてあげる」
「へー…ま、いっか。何かあったら言ってね!!」
「うん!」





やっぱり、残ってくれたのは優梨ちゃんと雅ちゃんだけ。







何となくわかってた。








「言い訳、聞いてやるよ」







さぁ、勇気を出して。







「―ごめん」