グシャッ




椿を無視し始めてから一カ月がたったその日。




朝、教室に来た椿は自分の机にあった紙を悔しそうに丸めた。





その様子をあたし達は笑って見てる。
なぜならその紙、あたし達がやったから。






その紙には悪口を書いておいた。





“椿って男好きだよねー。めっちゃうざい”
“わかるー。消えちゃえww”
“死ねー”




…ってね。






だって反省してなかったんだもん。


どこまで鈍感だったの?
イラつかせんなよ。





さっさと謝れば終わるのに。