あたしはひとまず帰れることになった。 あたしは悪者で、美亜達は仲間思いの良い子? やめて。 そんなのに騙されないでよ。 本当は違うのに… 「サイッテー」 店を出たとたん、美亜はあたしにそう言った。 「つか、バカにもほどがあるでしょ。学習しろよ」 もう、嫌。 こんな弱み握られて、これからもずっと苦しめられる。 もう嫌だよ。 もういっそ、消えたい。