「ねぇ古田さ~昨日の事なんだけど」




ある日の休み時間。





美亜が椿を呼んだ時、聞こえなかったのか椿は古田和樹(フルタカズキ)達男子のほうに行ってしまった。






「何だアイツ」




ぼそっと、美亜が不満を漏らした。





あたしも思った。





あたし達より男子優先かよ?





それって男好きじゃない…?




「椿ー…」
「だからさぁー違うってばぁ♪」



いくら呼んでも椿は気付かない。






「無視かよ?なんかうざくねぇー?」
「椿ってよくシカトするよね。男のほうばっか優先してさー」
「はっきり言ってキモいっつーか。」