昨日の夜、遊び半分で付き合っていた隣のクラスの岩田が別れをメールで言ってきたのもこのせい…? 「…ねぇ、前咲」 美咲ちゃんが静かに、話しかけてきた。 優しく言った。 けど、曇った声。 「あたしにしたこと、覚えてるよね?」 ニッコリと微笑みかけた美咲ちゃんはあたしに歩み寄った。 クラスは静まり返る。 「…っ」 「何にも言えないのかよ!?」 何も言えないわけじゃない。 ただ… ただ、後悔してる。