「ある!あるよぉっ!!」
「あたしも…あるよっ」





あたしが言葉を失っていると、アイと美咲ちゃんが嬉しそうな声を上げた。
美亜はちょっと離れたところにいるから分からないけど…





きっと受かってるよね。








「あ、あたしも受かった♪報告するからちょっと離れるね」





あたしは2人にそう言って離れた。







家に電話をする。







プルルッ…
ガチャ




「瑠璃!?どうだった!?」
「お母さん、受かった!超嬉しい!!」





あたしは夢中だった。
だから気付かなかった。