**美亜side**





―…あたしも一緒のところ行く!―




瑠璃のあの言葉。
かき消したい。





なんでだよ。





おまえとなんか、同じになりたくねえよ。






授業中の今でも…。
先生の言葉なんか頭に入らない。







あたしはメモ帳を取り出した。





そこに、文字を綴っていく。




“瑠璃、マジで言ってんのかなぁ。したらうざくね?”
そう書いて、近くのアイに回した。




返事はすぐに返ってきた。





“そうっぽい。さっきあたしに嬉しそうに言ってきたよ。『3人と一緒の高校に行きたい♪楽しみ。アイもがんばろーね』ってさ。マジうざい”