だって別に将来の夢とか無いし。 あったって叶うわけないもん…。 だって中3の今、急に夢なんかできないよ。 できるはずがない。 第一、なくていいんだ。 その方が、気が楽…。 「あたしはねー」 「えー、そこに行くの!?」 「さすが!頑張ってね」 優梨ちゃん達の声が聞こえた。 そうなんだ…もう、やっぱり決まってるんだ。 「はぁ…マジでどうしよう」 溜息が漏れる。