どうにもできない。 瑠璃は今、有頂天気分でいるから。 ふざけんなよ。 本当に消えればいいのは、笑菜ちゃんじゃない。 お前だよ、瑠璃。 「何でもないよ」 偽りの笑顔を、瑠璃に向けた。 それに…どうしよう。 受験なんかに響いたら。 頭がいい瑠璃とは違うんだよ。 県大会のレギュラーだったお前とは、違う。 ムカツク… 今、はっきり分かった。 あたしは、瑠璃が嫌いだって。 美亜side終 *************