そんな平気な顔して無理しちゃってさ。
これから、あたし達にいじめられるっていうのに。
だから鈍感はダメだって。
「…どこ行くの?」
「教えなーい。まぁ付いてきてよ、そうすれば分かるよ」
これから、あんたは閉じ込められるんだよ。
トイレの個室にね。
そこでちょっとは反省しなさいよ。
「そこまでだからさぁ。ね」
あたしは手で招くしぐさをした。
ほら、早く来いよ、地獄にさ。
「うん、いいよ」
あたし達は障害もなく笑菜ちゃんをトイレまで連れていけた。
ドンッ
「きゃ!?」
あたしは強く背中を押した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…