あっという間に時間は過ぎていき、もう部活の時間になった。
あたしは仮入部が楽しみで仕方なかった。




だからさっさと支度をしおえた。



「美亜、準備できた?早く行こ」




あたしは荷物を抱え、美亜の席まで行った。
もう終わってるよね?





「え!?ちょ、早っ」





…まだだったんだ。





美亜は素早く準備をして、席を立った。





「行くかぁ~」
「うんっ」





せっかくだし、美咲ちゃん達も誘って行きたいな。
美亜、歩くの早いし…






「ちょっと待った!!美咲ちゃん達とも一緒に行こーよ」
「え?いいけど」
「じゃあここにいて!あたし呼んでくるからっ」




美亜の返事も聞かずにあたしは隣の教室へ向かった。
こっちのクラス、まだいっぱい残ってるなぁ。