玲海はやっぱり何の疑いもない目を向けた。
けど、美咲ちゃんは…
「なんだよ?」
と、冷たい言葉を発した。
その瞬間、その場の空気が凍った。
「お前に用なんかないんだよ。嫌われてんのわかんない?キモいんだよ」
「え?み…さき?」
それを見てあたし達はこっそり笑う。
玲海の顔、すごくウケる…
超傷ついてるじゃん。
「あたし、あんたの事嫌いなんだよね。小学校の時からずっと」
「何それ…何でいきなり……」
「いきなりじゃねぇよ、もうあたしに話しかけないで。それを言いに来たの」
震える指を隠しながら、強気な言葉。
やればできるんじゃん。