沈黙の車内・・・


俺はその沈黙に堪らず声をかけた。


「千春さん、何かあったんですか?」


「うん・・・」


千春さんは窓の外を見みて、
木々の間から少しだけ見える夜景を見つめた。


「宮本先輩・・・ですか・・・?」


俺が宮本先輩の名前を出すと、
千春さんの肩はピクリと反応する。