「なんだろうね・・・」


「えっ!?」


「情けないよ・・・」


千春さん・・・


千春さんの背中がなんだか小さい。
俺は宮本先輩と何かあったんだと悟った。



「ねぇ、真樹くん。
ちょっと時間ある?」


「えっ!? は、はい・・・」


「ちょっと付き合って。」


そう言うと俺の方を振り向き、
涙目のまま笑った。


その笑顔がなんだか痛かった。