だけど、伝えたかったんだ。
キミに。



そのあと、くるみがどんな反応してたとか、どんな顔してたとか知らない。
知らないけど、笑ってくれればいい。



いつもの笑顔で俺の素直な気持ちを受け取ってくれればいい。


そう思った。




「み~どりっ」

読書する時は、中庭のベンチに寝転びながら。
これが俺の日課。


誰にも邪魔されずに本を楽しめるひと時……なんだけど。