「あれ?北条じゃん。

ってか!!!泣いてる?!?!」






サッカーのジャージを着た人がいた。



その人は、同じクラスのサッカー部の




「大石君?」







「あ。名前覚えててくれた?ありがとねッ♪」





そう言ってニカって笑った。




子供みたいな純粋な笑顔。




顔がクシャってなった笑顔。





その顔を見ると涙は止まらなくて・・・・・。







「・・・・・大・・・石君。」






思わず抱きついた。




大石君はひどく動揺していた。






「え・・・・え?!?

どうしたの?

てか、大丈夫!?」