「じゃあうちもついてくよ!!病人1人は可哀相だからさッ♪」



おいおいおい!!!



羅夢は俺の腕を引っ張って保健室にマジで連れて行く気だった。




「ちょ・・・・。平気だって。・・・って羅夢聞いてる?!」



俺がそう聞くと羅夢は止まった。




「ごめん!!迷惑・・・・・・だったよね。」



そんなしょげている羅夢に一瞬気が緩んだけど、やっぱ保健室はさすがにやばいから、断った。




「うん。ごめん。ありがと。」



そう微妙に笑って言うと羅夢は納得してくれたのか教室に向かった。



それから俺は保健室に行くと、誰もいなくてシーンとしていた。




とりあえず、ベットに寝っ転がった。



目を閉じるとさっきの羅夢のしょげた顔が頭に焼きついて・・・・・・・。




「やっぱ謝ろう。」




そう決意して羅夢に電話した。




プルル・・・・プルルル




コール音がやけに小さく聞こえる
ってか。

俺の心臓の音が大き過ぎるんだけど。



「はい。もしもし。」