「ダメなんて言ってない。」
「うん。よかった♪」
その時の顔は可愛い顔だった。
そう言えばなんであの時・・・・・・。
「なんで劇の時キスしちゃダメなの?」
ってぇ!!
自分で何言ってるのぉ!!!
「何?みんなの前でしたかった?」
その時の顔は意地悪な笑顔で。
「そんな事っ!!」
あるかも。
だって、ヨリ戻ったんだもん。
でも校内放送しちゃったし、イイかぁなんて☆
でも、悴のこの顔も嫌いじゃない。
「だって、1回目のキスは大事でしょ?」
「うん。」
悴が大事にしてくれてるのは嬉しい。
そうすると悴が可愛い顔に戻った。
「キスしてイイ?」
って聞くから。
断れる訳ないじゃん。
家の前とか全然考えてなくて、
ただ。
悴と一緒に少しでもいたかった。
恥ずかしいからゆっくりと頷いた。
そうすると悴の顔は近くて、唇が重なるって所で目をギュッて
強くつぶっちゃった。
目をつぶって間もなく唇が触れた。
軽いキス。
久しぶりのせいかいつも以上に心臓がバクバクなってる。
こんなに近かったら聞こえちゃうよ。
「じゃあおやすみ☆また明日ね♪」
その顔はあの可愛い悴の顔だった。
「おやすみ★」
そう2人で交わして悴が見えなくなるのを待って家に入った。