「え。なに。」
うううわぁぁぁ!!!!
どどどどどーすーんのーー!!!!!!!
まずは何かしゃべらなきゃ!!
「えと、その~。」
今まで聞きたいことばっかりだったのにいざとなるとなかなか出てこない。
なんか悴の顔も曇ってるよー。
いや、当たり前って言ったらそうなんだけどさ。
「なに?待つから。」
うわ。
やっぱ優しい所は変わってないんだね。
嬉しいよ。
「あのね。さっきの、事なんだけど。」
「ん。」
やばい。
いざとなったら急に心臓が!!
めっちゃうるさくなってきた。
頑張れー。
頑張れ私。
「ごめん。やっぱまだ悴のこと好き!
こんなんでしょうもないけど、好きなの!!」
あ。言っちゃった。
悴はその場に座り込んだ。
「なんだ。そうなんだ。まだ俺の事好きなの?」
あ。
懐かしい悴の意地悪な笑み。
「好きだよ。戻りたいよぉ。」