悴がジリジリ寄ってくるから逃げようと後ずさると、悴も比例して近づいてくる。



うゔ・・・・・・。



とうとう後ろはマイクの代の所で。



手をその代においた。

するとなんかスイッチ押したらしく、プチって聞こえた。



戻そうと思ったら悴に止められた。





「ねぇ。こっち見て。なんで目合わせないの?」






そう言って顔をつかまれた。



タダでさえ久しぶりでドキドキしてるのに。



で、目を合わせるとやっぱりもう目を反らせない。


いや。

今は反らしたくない。



「別に。目合わせたじゃん。」




うわ。


可愛くなッ!!




「それで、俺が何?」





う!!!



忘れてた!!


好きだなんて言うの?!


「別に。なんもないから気にしないで。」


そうすると悴は案外すんなり諦めてくれた。




でも、それがなんだかさびしいような・・・・・。


ある意味チャンスじゃん。


関係崩れるかもとか、また友達からやり直せるかもとか、そんなの行動に移さなきゃなんも変わらないジャン!!




今しかない!!





そう決意したときにはもう、悴の腕をつかんでて、悴はビックリしていた。