って!
他に聞くことあるでしょー!!
せめて遠まわしに言いなさいーー!!!!
そうすると思ってもなかった言葉が返ってきた。
「私1週間前に告白したら振られちゃったんですよね。」
「え?」
なんで?
「付き合ってるって聞いたんだけど。」
切ないながらも笑顔を作って話してくれた。
「違いますよ?だって告白したら。
ごめん。大事な子がいるからって言われちゃいました。」
え。
大事な・・・・・子?
誰だろ。
うわ。
今メッチャ嫌な顔してるかも。
「誰だろうね~」
私は無理に笑って流そうと思った。
そしたら遥ちゃんの目がキッとなった。
え?
「羅夢ちゃんって本当に鈍感なのね。
悴君が言ってた通り。
大事な子って言ったら羅夢ちゃんしかいないでしょ!!」
え?
えぇぇ?!!?
そうなの?
本当に?
悴の気持ち知りたいよ。
「羅夢ちゃんこそ、好きな子いないの?やっぱ悴君?」
んな?!