「別にもうイイよ。過ぎたことだし。じゃあね。」



「うん。ばいばい。」



そう言ってそいつはどこかへ行った。




「羅夢ってマジですごいのな。」




ちょっと、落とす幅の広さに感心した。




「そんなことないって/」



やっぱり、羅夢は鈍感って言うか、自覚なしって感じ。



よく今まで変な奴らに絡まれなかったよな。




そんな親的目線になるほどの鈍感で・・・・・・。



でも、良くは分かってなくて鈍感だけど、体は素直で反応する。



面白いし。




ふと、俺が廊下に目をやるとビックリした。




女子が大量にいた。



おいおい・・・・・・。




きっと俺目当てもいるだろうし、羅夢目当てもいるんだろうな。



王子モードはいっちゃうし(笑



「あ!女の子達いっぱーい!可愛いー。」




羅夢はその子達に気づいたのか手を振る。



しかもメッチャ笑顔で。


そうすると女子の顔はみるみる赤くなっていく。




さすが王子(笑)