そう言って悴は私の顔を覗き込んできた。
私は不覚にもドキってした。
「別に。女の子ってやっぱり可愛いなって。」
女の子を見ていると自然と笑顔になる。
そんな女の子に浸っていると悴がなんかボソッとつぶやいた。
「・・・・・羅夢のが・・・・・可愛いじゃん・・・・・・」
「え?」
その声が小さすぎて思わず聞き返してしまった。
「俺よりみんな可愛いの?」
そう言って潤んだ目で可愛いモードが入った悴は最高に可愛くて・・・・。
「そんなっ・・・・・。みんなには悪いけど悴の方が可愛いよ。」
そう言うと悴は自分で言っといて顔を赤く染めていた。
そうゆうちょっとの仕草が可愛くて。
「悴可愛いー♪」
私がそう言うと悴が余計に真っ赤になってた。
「うるさいっ。」
そう言って怒るから一応謝る。
「ごめんって。でもね、悴可愛いからちょっかい出したくなっちゃうんだ。」