「辰巳の馬鹿ッ…余計なことばっかり…っぅ」



「智巳…」



眉が下がる辰巳君



服の袖で涙を拭く智巳ちゃん




「何でいつもお見通しなのよ!!!」



その瞬間ガバッと辰巳君が智巳ちゃんを抱締めた




私と隆平はその光景をじっと見ていた