「ぶ・・・きて・・・信起きて!」


「・・・ん?」


目を開けると、出会ってから1つも変わらない愛しい彼女。



「おはよう、もう起きる時間だよ?起きて」


笑顔も出会った時のまま変わらない。


「おはよう、晴子」


今さっきのは夢か・・・。


「懐かしいな」


「なにが?」


「晴子との出会った時の夢見た」


「オムライスのナンパ?」


あれは、やっぱりナンパだと思われてたんだな・・・。

まぁ、あれはナンパか・・・。



「話し掛ける前から晴子のこと知ってたし」


「え!なんで?いつから?」


「さぁな」



あの日俺は彼女に恋をした。


俺の目の前を歩いて行った彼女に俺は一目惚れをした。



俺が彼女に恋をして、1年後。


俺の恋は実った。



離さないと心に強く誓った。


それ以上に彼女を幸せにすると誓った。



そして、今・・・----


俺と彼女の指にはキラキラ輝く指輪がはめられている。



「晴子」


「なに?」