僕は美月とは隣のクラスにいるからたまにしか会うことができない。



だからこそ会った時は耐えられない嬉しさが込み上げてくる。



ようやく美月の声が聞こえた方へたどり着いた。



誰かがこっちへ歩いてくる。

あのどっしりと怒っているような歩きかたは・・・



「美月!!!」

僕は目を輝かせて声を出した。

美月はこちらへ気がつき、笑顔になってよってくる。


「久しぶりね!陽太!
元気してた?」



「うん久しぶり!美月!元気だよ。美月も相変わらずだね!」


ああ久しぶりに美月と話せた。


嬉しい!嬉しい!


「聞いてよ!太陽がさあ~...」

美月が兄ちゃんの愚痴をしだした。


ん~僕は今兄ちゃんの話より美月と日常の話をしたいんだけどなあ。


それから美月の愚痴を聞き、美月は満足したように教室へ戻っていった。