きゃあきゃあ言い合っている二人を無視して考えた。

「ん…日頃言えない主張を全校生徒が集まる場所で告白する…か。うん良いかも知れないね。その案。」


風宮さんの顔がパッと明るくなった気がした。



中村さんが目を潤ませてこちらを向く。


「よーちゃん!!」


「誰がよーちゃんだ。」


小林くん。君の苦労が分かるよ。