あれからキャストは多数決というまあ、いわば一番無難な方法をとった。 メイドのティーポッド役やら、時計台のじいさんの役やら… 着実にキャストが決まっていくのは確かだった。 俺ははっきり言って、美月が委員長の付き添いで教室を出た途端からキャスト決めなんてどうでもよくなった。 という訳でチャイムが鳴るまで、ずっと寝ていた訳だけど…。