それからのことはよく覚えてはいない。 美月はその後、また太陽がね、太陽が…ばかり話していた。 もういいよ…美月…。 そんなに兄ちゃん兄ちゃんばかり言うのなら… 僕だって考えがあるよ。 待ってて…美月。 どんな手を使ってでも、君を手にいれてみせるから。 たとえ兄ちゃんを悲しませても…ね。