僕は真っ直ぐな目で美月を見つめた。 夕日で少し赤みが出た美月の頬に無意識に手を伸ばす。 「美月…。僕、美月のこと大好きだよ。」 しばらくの沈黙がさらに僕の心拍数を増加させる。 ああ、心臓がうるさい。 美月の口がわずかだが動いた。