+.太陽.+

俺と陽太が確か五歳の時だっけ。


美月と出会ったのは。


あれは俺達がまだ近所でいたずらばかりやって周りの人を困らしていた時期だ。



俺達はまた新しいいたずらを思いつき、近所の老人が営む駄菓子屋へと訪れたんだ。



先に陽太を中にいれ駄菓子を選ばせる。


そこへそおっと俺が入り、店の老人の肩を叩く。


老人は俺を見て、もといた陽太の方を見て驚くんだ。


二人同じ顔がいるってね。



これは俺が考えた作戦。

陽太にそれを告げると「うん。分かった。行ってくるよ!」と素直に答えて駄菓子屋の中へと入っていった。


俺は陽太が駄菓子を選んでいる間そう~と老人の後ろへ周りこんだ。


さあ驚かそうと思い老人の肩に手をやったとこで・・・。


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