着替えを済ませたその後は適当に文化祭の準備を透に押しつけ、俺は屋上で一眠りしていた。

その屋上に誰かが来て…俺を見ていたなんて知らないまま……。



ーーーー……‥

「拓真ぁー‥お前あの後どこ行ってたんだよ~」
「…さぁな」

帰り道、ウザイくらい透に質問責めにあっていた俺。

「どうせ屋上だろ」

後ろから佐伯の声。
そして水島のクスクスという笑い声が聞こえた。

結局最後までこの3人は準備をしていて、俺は屋上で寝過ぎてしまっていた。
必然的に帰る時間が4人重なり、今に至る。


「屋上にいたのか!?俺、メチャクチャ大変だったんだぞ!!」
「…そうか。大変だったな」
「お前‥これっぽっちも思ってないだろ」
「あぁ」
「∑そこだけ即答!??」