『まじで信じらんねぇ』



リビングのソファーでふて腐れてる愛しい人。



「だから、ごめんねって言ってるじゃない」



『…』


あぁーこれはしばらく治らないな。












ことの発端は、お互いの両親に挨拶をした場でのこと。


紘貴が前もって、私の両親に連絡を入れ、プロポーズをされた次の日の今日に顔合わせの場を設けていた。



それには私もビックリした。



私の親は反対もせず、彼ならと優しく見守ると言っていた。


彼の親は何だか積極的だった。
いつになったら身を固めるのか悩んでいたらしい。



まあその場は和やかに進んでいた。



だけど、お義母さまの一言から始まった。