そろそろお昼を買いに行かないと、時間がない。



携帯と財布を持ち、席を立つ。



『原田さん?これから食事?』



デスクを離れてすぐに上村さんに声をかけられた。



「はい。ちょっと片付けたかったので」



『、それなら一緒に食べに行こう。僕も今からなんだ』



断る理由もなく頷き、私たちは時間もないということで社食堂で食べに行った。



『何するの?』



「えーと、あ、これにします。うどん定食」



『わかった。席をとってきてくれる?うどん定食は僕が持っていくよ』



「でも…」



『いいから!先に行ってて』



食券までとられ、背中を押されたら仕方ない。



お言葉に甘えよう。